その車廃車にするなら私に譲ってほしい

つい先日、私はずっと長く乗っていた愛車を妹に譲りました。もともと私も、二つ年下の妹も実家住まいで、何か出かける用事があれば、その車を出して色々と行き回っていました。そのため、妹もこの車に愛着を持っているのだろうなとは思っていましたが、まさか「その車廃車にするなら私に譲ってほしい」と言い出すとは思ってもいませんでした。

彼女が欲しいと言い出した自動車は、セダンタイプでサイズはS、燃費も20km/Lあるので悪くはありませんが、いかんせん長年の使用によりかなり内装にガタがきており、はっきり言って、21歳の若い女子が乗り回すものとしては合わない車です。私が、「お前が乗るなら、もっと女性っぽい車種の方がいいんじゃないか?」と聞いてみたところ、妹は「いいの!この車には愛着あるし、何より私は免許取り立てだから、新しいのを買っちゃうとスグに傷つけちゃいそうだし!」との答え。
(参考:まだ廃車にしようって決めたわけじゃないよ

要するに、「免許取り立てで、まだ運転に自信がないから、廃車寸前の私の車で練習したい」という趣旨のようで、それならばと妹に車を譲りました。家族とはいえ、何かあった際に面倒事にならないよう、私から妹へと自動車の名義変更手続きを行い、無事に譲渡も完了。

私の長年の愛車は、今では妹の「練習車」兼「移動の足」として、今日も元気に公道を走っています。